ポストカードを作ろうとしたとき、「サイズは何インチで設定すればいいの?」と迷ったことはありませんか。日本ではミリやセンチで考えることが多い一方、デザインソフトや海外のテンプレートではインチ表記がよく使われます。
結論からいうと、日本の一般的なポストカードは100mm×148mm、約3.94インチ×5.83インチです。ただし、海外では4インチ×6インチが定番だったり、印刷時には塗り足しが必要だったりします。
今回は、国内外の規格から印刷データの作り方、失敗しない選び方まで、まとめて見ていきましょう。
ポストカードの基本サイズは何インチ?
日本の一般的なサイズは約3.94×5.83インチ
日本で使われる通常はがきや一般的なポストカードのサイズは、短辺100mm、長辺148mmです。インチに換算すると、約3.94インチ×5.83インチ。ソフト上で小数点以下を細かく入力できない場合は、3.94×5.83インチを目安に設定します。
センチなら10.0cm×14.8cm、ポイントなら約283.5pt×419.5ptです。縦向きなら幅100mm・高さ148mm、横向きなら幅148mm・高さ100mm。向きを変えても面積は同じなので、デザインに合わせて選べば問題ありません。
はがきサイズとA6サイズは少し違う
よく混同されるのが、ポストカードとA6サイズです。A6は105mm×148mm、約4.13インチ×5.83インチで、一般的なはがきより短辺が5mm大きくなっています。
見た目はかなり近いのですが、完全に同じではないんです。郵送を前提にするなら、用紙をA6にする前に郵便物の規定を確認しましょう。反対に、展示用カードや商品タグなど、郵送しない用途ならA6の広さが便利なこともあります。
用途によっては大判サイズもある
往復はがきは148mm×200mm、大判はがきは235mm×120mm、A4判のカードは297mm×210mmです。これらは通常のポストカードより情報を多く載せられますが、郵便物の種類や料金区分が変わる場合があります。
写真展の案内や返信欄付きの申込書なら大きめが向いています。一方、少部数の挨拶状やショップカードなら、標準の100mm×148mmが扱いやすく、コストも抑えやすい選択肢です。
国内外のポストカード規格を比較する
海外で定番の4×6インチとは
アメリカやカナダでよく使われるのは、4インチ×6インチのポストカードです。ミリにすると約102mm×152mmで、日本のはがきより短辺が約2mm、長辺が約4mm大きくなります。
写真プリントの規格としても知られているため、海外向けのテンプレートや画像素材では4×6インチが見つかりやすいでしょう。日本の100×148mmに合わせたいのに、4×6インチのまま入稿すると、端が切れたり余白が出たりする可能性があります。
ヨーロッパではA6に近いサイズも多い
ヨーロッパでは、105mm×148mmのサイズがポストカードや印刷物で使われることがあります。これはA6と同じ寸法で、日本のはがきより短辺がやや長いサイズです。
海外のカードを参考にデザインするときは、見た目だけで判断しないことが大切です。「A6」「4×6 inch」「postcard」と書かれていても、地域や印刷会社によって基準が違います。テンプレートを使うなら、単位と仕上がり寸法を両方チェックしてくださいね。
海外へ送るなら送り先の郵便規定を確認
国内で郵送できるサイズと、海外へ送れるサイズは同じとは限りません。一般的な海外向けのはがきには、長辺・短辺の範囲や、縦横比に関する条件が設けられている場合があります。
特に4×6インチは日本の標準はがきより大きいため、国内の通常はがきとして扱えるとは限りません。海外発送なら、相手国の郵便規定と日本郵便の最新案内を確認し、必要なら封筒に入れる方法も検討しましょう。
印刷データを作るときの注意点
仕上がりサイズと塗り足しを分けて考える
印刷会社に入稿する場合、データは仕上がり寸法ぴったりではなく、塗り足しを含めて作ることが一般的です。100mm×148mmのポストカードなら、上下左右に3mmずつ足して106mm×154mmで作るケースがあります。
背景の写真や色は塗り足しの端まで広げ、文字やロゴは仕上がり線から内側へ入れます。端ぎりぎりに文字を置くと、断裁のわずかなズレで欠けることがあるんです。安全マージンは、少なくとも3mm程度を意識すると安心です。
画像解像度は300〜350ppiが目安
画像をきれいに印刷したいなら、解像度も重要です。写真や一般的なデザインでは300〜350ppi程度が目安になります。100mm×148mmの場合、300ppiなら約1181×1748px、350ppiなら約1378×2039pxです。
塗り足し込みの106mm×154mmで作るなら、300ppiで約1252×1819pxが目安です。600ppiにすれば常にきれいになる、というわけではありません。データ容量が大きくなり、編集や入稿に負担が出ることもあるため、用途とのバランスを考えましょう。
文字・色・印刷面を確認する
小さなカードでは、文字を詰め込みすぎると読みにくくなります。宛名面に郵便番号、住所、案内文などを入れる場合は、実寸で読める大きさか、家庭用プリンターやコンビニのテスト印刷で確認してみてください。
また、画面で見るRGBカラーと、印刷で使われるCMYKカラーでは色味が変わることがあります。鮮やかな青や緑、明るい蛍光色は特に差が出やすいので、印刷会社のカラープロファイルや入稿ガイドを先に確認しておくと失敗しにくいですよ。
目的別にサイズを選ぶ手順
まず郵送するかどうかを決める
最初に決めたいのは、「郵便物として送るのか」「手渡しや展示に使うのか」です。郵送するなら、日本国内の通常はがきとして扱いたいのか、封筒に入れて送るのかで選ぶサイズが変わります。
国内郵送で迷ったら、まず100mm×148mmを基準にしましょう。日本の通常はがきには、最小・最大寸法や重量、厚さなどの条件があります。サイズだけ合っていても、紙が厚すぎたり重すぎたりすると扱いが変わる可能性があるため、完成品の状態で確認することが大切です。
次にデザインの情報量を考える
写真を1枚大きく見せたい、短いメッセージだけを載せたいなら、標準サイズで十分です。店舗案内やイベント情報、地図、申込欄まで入れたい場合は、大判はがきやA6、二つ折りカードのほうが読みやすくなります。
ただし、サイズを大きくすると郵送料や印刷費が変わることがあります。「載せたい情報を全部入れる」より、「受け取った人に何をしてほしいか」を一つに絞ると、標準サイズでもすっきり仕上がります。
最後に入稿前のチェックをする
入稿前は、仕上がりサイズ、塗り足し、解像度、文字切れ、表裏の向き、誤字を順番に確認します。特に横向きデザインは、裏面の上下が逆になるミスが起きやすいので、実際に紙を二つ折りにして向きを確かめる方法がおすすめです。
可能なら、普通紙に実寸で印刷して裁断してみましょう。画面上では気づきにくい文字の小ささや余白の違和感も、手に取るとよく分かります。ここで一度立ち止まるだけで、印刷後の作り直しをかなり減らせます。
ポストカードサイズに関するよくある質問
Q1. ポストカードは4×6インチで作ればよいですか?
A. 海外向けの一般的な規格としては4×6インチがよく使われますが、日本の標準的なポストカードとは異なります。国内の通常はがきとして使うなら、100mm×148mm、約3.94×5.83インチを基準にしてください。
Q2. A6サイズははがきとして送れますか?
A. A6は105mm×148mmで、一般的なはがきに近いサイズです。ただし、郵送には寸法だけでなく、重量や厚さ、形状などの条件も関係します。A6の紙を使う場合は、完成品を含めて郵便局や公式案内で確認すると安心です。
Q3. ポストカード印刷の画像サイズは何pxですか?
A. 仕上がり100mm×148mmなら、300ppiで約1181×1748pxが目安です。塗り足し込みで106mm×154mmにする場合は、約1252×1819pxを目安にします。印刷会社によって指定が異なるため、最終的には入稿ガイドを優先してください。
まとめ:迷ったら日本の標準サイズから始めよう
国内用なら100×148mmが基本
日本の一般的なポストカードは100mm×148mm、インチでは約3.94×5.83インチです。年賀状、案内状、DM、挨拶状など、幅広い用途に使いやすい定番サイズなんです。
海外用・印刷用は規格を分けて確認
海外では4×6インチやA6サイズが使われることがあり、国内規格とは少し違います。さらに印刷では塗り足しと解像度の確認が欠かせません。まず用途と送り先を決め、実寸・インチ・ピクセルを照らし合わせてから作り始めると、サイズ選びで迷いにくくなりますよ。
